スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

懲りずに晒します

こんばんは~。
今日も懲りずに二次創作に励みます。
パンドラハーツコミックス12巻の時間軸でのお話です。どうやら私は12巻が大好きなようです。





『 その姿に触れてはいけない 』

― そこには、災いが詰まっているのだから ―


―あの女を初めて目にしたのは去年の雪の日。「彼」と同じそのエメラルドの瞳はまるで僕を責めているかのようで、己の業から目を背けるために僕は…その光を憎んだ―

―ただ、利用してやるつもりだった。汚して、堕として、ベサリウスの鍵を得るための切り札に仕立てようと思っていた。なのに、どうして僕は今こんなことをしているんだ―


「ヴィンセント様、見てください!『傀儡呪術』は本当に素晴らしい本でしょう!?特に、このページなんて…」

エイダ=ベザリウスはそれはそれは嬉しそうに僕にオカルトの話をしてくる。

「そ、そうです…ね」

僕はオカルトになんて興味がないのは勿論のこと、“お化け”は怖………そんな存在は信じていない。
それなのに僕が彼女のオカルトトークに付き合っているのは、ベザリウスの鍵を奪うため。ひいてはギルのためなんだ。
そうだ。僕はギルのためならなんだって耐えられる。

「見てください。このように人形に好きな相手の血液を付着させて鋏を突き立てると両想いになれるんです!」

そうだ。ギルのためならオカルトだって怖くない。

「それで私、ヴィンセント様にお願いがあるんです。――ヴィンセント様の血液を、少しいただけませんか?」

……………!?!?
今、彼女は何と言った!?

「エ、エイダ様!?」

「私はただヴィンセント様のことが…」

「エイダ様、僕たちはもう“両想い”でしょう?」

そう言って微笑みかけたらどうやら彼女は思いとどまったようだ。これで僕は解放されることができ―

「ではヴィンセント様、こちらのタロットカードでヴィンセント様の未来を占ってみましょう!!」

え?

「次はガミガミ女の仮面について。実はこの仮面、見た目はこんなにキュートなのに使い方は―」

まだあるの?

「幻の黒水晶では昔、魔女が美少女に嫉妬して呪いをかけて―」

なんだか、どんどん話がグロテスクというか、専門的になってきているような気がする。
それでも僕は耐えてみせる 。そう、全てはギルのためなんだから。

「こちらのギロチン台では数えきれない程の人が首を―」

ギルの…ため。

「そういえばヴィンセント様は“黒悪魔のスープ”はご存知ですか?」

なんだ、そのいかにも危険そうなスープは。

「“黒悪魔のスープ”は魔女の血液、子供の涙、吸血鬼の爪でできていると本に書いてありました。このスープを飲むと運気が上がると言われているんです!ヴィンセント様も是非―」

なんだ、この展開はまさか…

「飲んでみてはいかがですか?」

そう言って彼女は満面の笑みを浮かべながら僕に黒い陶器に入った赤黒い液体を差し出した。
こんな得たいの知れないもの飲めるわけがない。

「こ、こんなもの飲めるわけ―」

僕がそう言いかけたとたん、彼女は悲しそうな顔をしてうつむいた。

「そう、ですよね。ヴィンセント様と私は違う存在なんです。ヴィンセント様は私のことなんて―」

「喜んでいただきます」

「ヴィンセント様!!」

彼女は再び満面の笑みを浮かべて僕に黒い陶器を差し出してきた。
僕は彼女から陶器を受けとり口許に近づけた。

ギルの…大切な兄さんのためなんだ。

僕は意を決して陶器を傾け、液体を口に含んだ。

あぁ、なんだこの味は。
僕の喉を独特の苦味と渋味、そして感じたことのない刺激が通っていく。


―このスープはまるで…全てを飲み込む深淵みたいだ―

―その姿に触れてはいけない。そこには、災いが詰まっているのだから―




はい、終わりです。
何を書きたいのかわからなくなってしまいました。
ヴィンエイ…なのか?
とりあえずヴィンスが不憫なお話でした。

このような駄文にお付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。
ではおやすみなさい~

関連記事
スポンサーサイト

コメント

こんにちは~
エイダのオカルトマシンガントークすごく楽しかったです(笑)
普段は周りを疲れさせる側のヴィンスをこんなにたじたじにさせられる唯一無二のオカルト女王エイダ様!さすがです!
地味にガミガミ女の仮面が気になるアトでした(^o^)

アトさんへ

こんにちは~。
オカルト女王エイダ様は最高ですよね!
たじたじなヴィンスも見ていて楽しいです。
ヘタレなあたりちゃんとギルの弟なんだなー、と思います。

ガミガミ女の仮面の使い方は私には残念ながら私にはわかりません。
お手数ですが、インターネットや書籍などでお調べください。オカルトについて調べていくうちに、アトさんもきっとオカルトに魅了されてしまうことでしょう(笑)

コメントありがとうございました!

最高!

今回の小説はヴィンスとエイダなんですね
なんというかヴィンスはエイダのことが苦手な感じなのに
ギルのために得体の知れないスープを飲むなんて
なんだか兄弟が感じられました
では失礼しました

ALICEさんへ

こんにちは~。
基本的にパンドラの男性陣は女性陣に頭が上がらないヘタレさんばかりですよね。
ヴィンエイもブレシャロも見ていて楽しいです。
ちなみに私はオズアリよりもオズエコやギルアリが好きです(^^)

コメントありがとうございました!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。